赤ちゃんの出べそ
生後1ヶ月頃の赤ちゃんで、へそが飛び出して
くる子がいる。
これは、腹圧が加わる為、腸の一部が腹壁の窓
であるへそへ飛び出してくるからである。
押さえると、グジュッと音がする。これは腸の中に
消化物とガスが混じっている為である。
赤ちゃんが泣くか、きばるかすると腹圧がくわわる
ので、顔を真っ赤にしてきばって便をする子や、よく
泣く赤ちゃんに出べそが多くなる。
腹壁の窓のしまりが悪いというのは、未熟児で生まれ
た赤ちゃんに多いので、出べそになる確率は未熟児が
多くなる。
もっとも、出べそは直径5センチを超えるような大きな
もので無い限り、自然に治ってしまう。期間は2〜3ヶ月
から1年までさまざまだ。
放っておいても危険が無く、自然になおるものを手術
する必要はない。1年が経過しても完全に治らない場合で
も7歳頃までには治ってしまう。へそに腸が「かんとん」
(はさまって、くびれる)可能性は低い。
ばんそうこうや、セロテープでへそをとめるのは止めた
方がよい。テープなどでとめた方が、早く治るという確証
はないし、とめた所が化膿してきたりすると跡が残って
やっかいなことになる。
へそにはなるべく触れない方がよいが、元々の要因は、
赤ちゃんの腹圧が加わることで起こるので、こちらを
なんとかする方がよい。
よく泣く赤ちゃんの場合は、その原因を取り除いて
やればよい。怒って泣く赤ちゃんなら、なるべく抱いて
やればよいし、母乳が足りないで泣く赤ちゃんならミルク
を足してやればよい。
便が固いのが要因で、顔を真っ赤にしてきばる赤ちゃん
なら、果汁やマルツエキスを与えて、便をやわらかくする
工夫をする。
腹圧がくわわる要因が減れば、へそは飛び出さずにすむ
から、自然に出べそは治っていく。